二世帯住宅の親のスペースが空いたら

二世帯住宅で暮らしている家族が、いずれ迎える問題として、「親世帯のスペースが空く」ということがあります。それでは、親世帯のスペースが空いたらどのように使えばいいでしょうか。まず考えるのが「賃貸に出す」ということです。玄関やキッチン、トイレが別々になっている独立型の二世帯住宅の場合は、親が暮らしていた場所をそのまま賃貸に出すことができます。人に貸し出せば家賃収入が得られるというメリットがあります。また、親世帯のスペースが空くころには、子世帯も年齢を重ねて、かつての親世帯に近づいているでしょう。そこで、親世帯の家に自分たちが移るという選択肢もあります。二階に行く階段を使うのが厳しくなることを予想して、早めに一階に移り、将来、自分たちの子供たちが二階で暮らしてくれるのを待つ方法があります。それまでは、二階を貸し出して家賃収入が得られるようにするといいでしょう。家賃収入で得たお金を、子供たちが入る時のリフォーム代に回すこともできるはずです。