私が二世帯住宅にこだわったのは、「二つの世帯が一緒に住むからこそのメリットが大きいのではないか」と本気で思うことができたからです。赤の他人が住むなら、色々な問題が生じることもあるかもしれませんが、血縁関係にある家族同士が住むなら、問題もさほど大きくならないのではないでしょうか。我が家の場合、建設を担当してくれる業者の担当者に対して、しっかりと予算を提示することにしました。「これだけの予算の範囲内におさめて欲しい」とハッキリということで、後々のトラブルを抑制できると思ったからです。また、パブリックとプライベートな空間のメリハリをつけることも、二世帯住宅を造る上でのポイントになると思いました。言うまでもなく、日本は地震大国と称されるほどに地震が多く起こることも考え、耐震性や耐火性、耐衝撃性は十分に充実させることに努めたつもりです。近年では頻繫に訪れる台風や長雨に対しても強くなければなりません。大切な家族を守るためのこだわりにも妥協は一切ありません。 |